“合わない”同僚産業保健師との距離感に悩むあなたへ!もう無理に仲良くしない!合わない先輩・同僚との“安全距離”の取り方メソッド

こんにちは、産業保健師のなのんです。
複数の産業保健師がいる職場で働く皆さん、そして新たにメンバーを迎えたばかりの皆さん――
産業保健師どうしの人間関係で、こんな戸惑いや悩みはありませんか?

我慢してきたけど、先輩保健師と話すだけで胃が痛くなる…。



「これやっといて」と業務を丸投げされるが、ずっと断れずにモヤモヤ…。



同僚の言動が理解不能で、毎日がストレスです…。



半年前に入社した産業保健師が報連相もなく仕事は遅いうえ、こちらの助言にも耳を貸さず、現場が振り回されています…。



みなさまのお気持ち、、すごく私もわかります!私自身も産業保健師2年目の際に、新しく入った同僚の産業保健師と合わず、ストレスの毎日でした。
特に産業保健師1〜5年目の方からよくいただく人間関係のお悩みが、「毎日顔を合わせるけれど、どうしても合わない先輩(同僚)産業保健師がいる…」という悩み。人間関係のストレスは、せっかくやりがいを感じている保健師業務のモチベーションを一気に奪いかねません。
上記のお悩みの中で、もし1つでも当てはまったら、この記事がお役に立てるはずです。
- 合わない同僚と“安全距離”を保ちながら成果を出す7メソッド
- 影響の輪/関心の輪を使って“自分軸”を取り戻す具体的テクニック
- 「許せない自分」を受け入れ、自責ループから抜け出す思考リセット法
本記事では“許せない自分を許す”視点と、影響の輪/関心の輪(スティーブン・R・コヴィー)の考え方を軸に、「産業保健師が心をすり減らさないコツ」を7つのメソッドでご紹介いたします。保健指導でも役にたつ考え方でもありますので、ぜひ取得してみてください!


産業保健師なのん
- 新卒から産業保健師歴約15年
- 産業保健師としての企業での活動実績
- 産業保健体制の立ち上げ支援 4社
- オンライン健康セミナー 約10回/年
- メンタル&フィジカルの保健師面談 約30件以上/年
- 営業職・研究職・臨床検査職・事務職・配達業務職・小売業・物流センター・製造業・金融業・IT企業など様々な職種の従業員に対して産業保健サービスを提供
基礎から実践まで、“できる産業保健師”を育成!
合わない同僚と“安全距離”を保ちながら成果を出す7メソッド


合わない同僚との距離感を整えるために、私が現場で実践し効果を感じた7つの具体策をこれから順に紹介します!
順番に読んでも、気になるところから“つまみ読み”しても大丈夫。一気に完璧を目指すのではなく、「できるところから1つずつ」がコツ。小さな変化が積み重なるほど、ストレスは確実に減っていきます。



ぜひあなたのペースで試してみてくださいね!
「合わないと感じる私は心が狭い?」と思う必要はありません。「感情は湧いて当然」。否定よりも“そう感じている自分”を認めることが第一歩です。「許せない自分を許そう」っと自分のために自分に許しを与えてあげてください。
ノートに「今感じているモヤモヤ」を箇条書き→“感情言語化”するだけでも頭が整理されます!
\モヤモヤを書き出すセルフモニタリングのコツはこちら/


会社は、友達づくりの場ではなく“組織目標を達成する場”です。仲良くなる=成果ではないので、業務連携に必要な最低限のコミュニケーションが取れていればOKと線を引くようにしてみてください。
「あの人がどんな言動を取ろうとも私の幸せな人生や産業保健活動にはなんら影響はない」っと自分の心の中でつぶやき、自分の周りにはシールドがあるイメージで接しましょう。感情的な言葉や態度を浴びても、自分の価値=他者の評価ではないと思えるようになります。
まったく共感できない相手でも、好きな食べ物・趣味・家族構成など“共通点の種”は探せます。共通点が見つかったら1フレーズだけ関心を示す(例:「アウトドア好きなんですね!」程度)。“1ミリの好意”は相手の防御を下げ、業務連携がスムーズになることも!
「あと◯ヶ月はこの職場でスキル××を磨く」と自分軸の目標と退職するタイムリミットを決めます。期限があると、“合わない”ストレスが永遠に続く感覚から解放されます。カレンダーに“卒業予定日”を入れて、残り期間の学びにフォーカス。
今の職場で働くことを最終的に選択しているのは自分です。だからこそ「今ここで得られる経験・スキルは何か?」を自問し、環境を学びの資源へ転換しましょう。「転職カード」も持ち札の一つ。主体的に選び直せると知るだけで心が軽くなります。
相手の未熟さにイライラしたら、心の中で「この人はまだ人間一周目なんだな」とつぶやいてみてください。ユーモアで距離を置き、影響の輪(自分の言動・態度)に集中し、関心の輪(相手を変える)は手放す。行動を変えるほどのパワーは“自分の輪”に投資しましょう。
\影響の輪・関心の輪についての詳細はこちら/


影響の輪/関心の輪で“自分軸”を取り戻すテクニック


人間関係の渦中にいると、いつのまにか“他人の課題”まで背負い込み、自分だけが疲弊してしまいがちです。『7つの習慣』でおなじみの 影響の輪/関心の輪 を使うと、悩みを〈自分で変えられる/変えられない〉で瞬時に仕分けでき、取るべきアクションの優先度がクリアになります!
ここでは モヤモヤが“やるべきことリスト”に変わる5分ワーク をご紹介します!
- 悩みを全部書き出す:付箋やメモにモヤモヤを列挙し、可視化する。
- 2色で仕分け:
- ✅ 影響の輪(自分が変えられる行動・態度)
- ❌ 関心の輪(気になるけれど変えられない他者の言動)
- ✅項目だけにエネルギー配分:優先順位をつけ、1つずつ具体策(例:上司に確認メールを送る)を決める。
- 進捗を毎週レビュー:影響の輪が広がっていく感覚=自己効力感UP。
\影響の輪・関心の輪についての詳細はこちら/


「許せない自分」を受け入れる思考リセット法


ときには「なんであの人を許せないんだろう…」と自分まで責めてしまう“自責ループ”に陥ることがありますよね。
ポイントは、感情を押し込めるのではなく、そっと隣に座らせてあげること。ここでは マインドフルネス×セルフコンパッション を組み合わせた4ステップで、怒りや悲しみを安全に受け止め、行動エネルギーへ変換する方法を紹介します。
- 感情ラベリング:「今、私は怒っている」と実況中継。
- セルフコンパッション3ステップ:①深呼吸 → ②「私だけじゃない」「許せないこともあるよね」と共感 → ③自分に「許せない自分を許そう」っと優しい言葉をかける。
- “自責ストップワード”を用意:「それはもう過去」「今できる最善は?」など決め台詞で思考を切り替える。
- 行動で完了させる:小さなTODO(例:5分間ストレッチ)を実行→成功体験でループを断ち切る。
\思考のくせを手なづける!具体的ステップも合わせてチェックしてみよう!/





最初は難しさを感じるかもしれませんが、喜楽に気持ちをリセットしていきましょう!
実践チェックリスト(保存版)


職場で実践するときに「やったつもり」で終わらないよう、行動を見える化するためのチェックリストを用意しました!週の始まりに「今週やる」に✔を入れ、金曜の終業前に「完了日」を記録するだけでOK。紙に印刷してモニター横に貼ると、セルフマネジメントの習慣化がぐっとラクになります。
チェック項目 | 今週やる | 完了日 |
---|---|---|
モヤモヤの感情をノートに書き出した | □ | |
“業務上必要な会話だけ”に削ぎ落とした | □ | |
シールド3ステップを1回使った | □ | |
相手の興味ネタに1フレーズ興味を示した | □ | |
“我慢期限”をカレンダーに記入した | □ | |
今日一つ“自分が伸ばせるスキル”を言語化 | □ |





完璧にやる必要はありません!できるときにできる範囲でやっていきましょう!
私の実体験:40代同僚と“合わなかった”ときのリアル


私が産業保健師2年目の当時、40代の先輩産業保健師が産休代替として入社されました。
当時の私は、40代の先輩産業保健師と2人で仕事をしていましたが、
- 面談を必要以上にやりたがり、面談記録の作成のために“無駄な仕事”が増加。
- 専属産業医と40代の先輩産業保健師の相性が悪い。
- 会議中に居眠り。
- 問題点は指摘するのに改善策は出さず、仕事を押し付けてくる。
- 職場でお菓子ばかり食べている。



正直「なんでそんな言動を取るの?」と理解不能で、毎日がストレスの塊。あの頃は「どうしてあの人を採用したのだろう…」と上司にまでつい矛先が向いてしまうほど、心に余裕がありませんでした。
- 人間関係に関する書籍を何冊も読んだ。
- 「7つの習慣」を読んだことは1番の財産でした。
- 相手を変えようとするのをやめた:「もう無理」と割り切り、淡々と“無”で過ごす。
- 仕事を安易に引き受けない:タスクを見極め、「現状のリソースでは対応できません」と伝える癖をつけた。
- 興味関心に1ミリだけ寄り添う:自転車とアートが好きと知り、「最近どこ行かれたんですか?」と話題を振るだけの小さな関心表明。
- 40代の先輩産業保健師さんも「実は私も手一杯で…」「ご家庭のことで一杯一杯」。
- 人事部の別チームお局さんが、 40代の産業保健師 さんに向かって、なのんに関する根拠のない噂(デマやフェイクニュース) を話し、さらに 私の悪口も言っていることをなんとなく知っていたが、明らかになった。
- 「お互い様」と腑に落ち、必要最低限の協力関係は確保。
- 自分の感情に振り回されず、業務に集中できるようになった。
この経験から学んだのは、“相手を変える”より“自分の影響の輪を整える”ほうが圧倒的に楽という事実でした。
よくある質問 Q & A


次に、産業保健師間での人間関係のストレスに対するよくある質問に対して、なのんだったらどう回答するのかをご紹介いたします。
- 相手が上司(評価者)の場合でも距離を置いていい?
-
評価に直結する部分=“成果物”には全力で対応しつつ、プライベートな雑談や過度な飲み会参加は断ってOK。成果で信頼を築くほうが早いです。
なのん私も三人目の上司の時に、上司と合わず必要最低限のコミュニケーションで済ませていたこともありました。職場は働く場所っと割り切りました。
- 「断ったら嫌われるかも…」が怖い
-
“依頼を断る”=“人格否定”ではありません。タスクの優先度・リソース不足を事実ベースで伝え、「○○日以降なら対応可能です」など代替案を示すと軋轢が少なく済みます。しかし、仕事を押し付ける癖のある方は、テイカーである可能性が高いため、キッパリ断りましょう。
- 影響の輪と関心の輪の違いがピンとこない
-
影響の輪=自分が直接コントロールできる領域(行動・言葉・思考)。関心の輪=気になるけれど自分では変えられない領域(相手の性格・評価)。悩みを書き出し、変えられる/変えられないで色分けすると可視化できます。
- 新しい職場に入社しましたが、先輩と合いません。
-
まずは「郷に入っては郷に従え」です。入社直後の3か月は職場文化を観察し、信頼残高を積み上げる期間と割り切りましょう。それでも価値観のズレが大きく、心身の負荷が強い場合は、上司・人事に相談したり、転職を含めた選択肢を整理するのが賢明です。
- そもそも合わない人を採用しない方法はありますか?
-
産業保健師が採用面接に同席し、採用面接でカルチャーフィットを徹底確認。行動事例面接で過去の協働エピソードを深掘りし、現場の産業保健師メンバー同席の面談や職場見学をしてもらい、「一緒に働きたいか」を相互チェック。不安が残る場合は見送る勇気も組織を守る大切な決断です。
まとめ:産業保健師の人間関係ストレスは、距離感をマネジメントする
合わない同僚との関係は、自分の成長ステージを加速させる“実践のフィールド”。
許せない自分を許し、主体的に距離感をマネジメントすれば、ストレスを最小化しつつ着実にキャリアを磨けます。もしどうしても限界だと感じたら、環境を変えるのも立派な選択肢。あなたがコントロールできるのは“自分の輪”です。
悩んだら、遠慮なくご相談ください。あなたの現場に合わせた“コーチング”を行い、一緒に伴走していきます!
最後に ― 一緒に学び、実践しよう!
ご覧いただきありがとうございました!
産業保健師の役割や業務に悩んでいる方は、私が主宰する産業保健師育成プログラムで気づきのヒントを得られるかもしれません。
- 受講中に現場で起こっているお悩みをケーススタディとして検討
- 先輩保健師とのグループディスカッションで視野を拡大
産業保健の実務に関するお悩みがある方は、育成プログラムに参加することで新たな気づきや解決のヒントが得られます。みんなと一緒に成長していきましょう!
産保ゆめUPスクールでは、産業保健師の基礎的な実践力を鍛える産業保健師育成プログラムサービスをご提供しています。
産業保健師に必要なスキルや基礎知識、企業で働く上での考え方を網羅し、実践力を鍛え、産業保健師としての成長と自己実現につながる講座となっています。
一緒に成長していきましょう!


\ 産業保健師の実践力を鍛える/
最後までお読みいただき、ありがとうございました!これからも産業保健師としての成長を応援しています!


- 産業保健師の転職から成長までトータルサポート!
- 産業保健師の転職支援の実績
- 延べ約50名の転職相談を担当し、内定率90%を達成
- 履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ支援により、書類通過率90%
- 模擬面接+フィードバックにより、「自信を持って面接に臨めた」と高評価
- 産業保健師の実務相談および育成プログラムの実績
- 個別実務相談(事後措置・休復職支援など)を約10名分実施
- 「入門コース」(5名)→「実践コース」(11名)の育成プログラムを提供
- 産業保健師向け勉強会(つながる産保カフェ)を毎月開催し、延べ参加者数30名以上、「勉強になった」「新しい視点を得られた」と高評価
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