新米産業保健師の悩み解決!理想と現実を乗り越えるための5つの方法

こんにちは!産業保健師のなのんです!

産業保健師として数ヶ月〜1年・2年と経ち、少しずつ仕事にも慣れてきた皆さん。
いざ現場に出てみると、このような理想と現実のギャップに戸惑いを感じることはありませんか?

産業保健師1年目

思っていたよりも事務作業が多いことに驚いています。

産業保健師1年目

急な対応が求められる中で、どの業務を優先すべきか迷い、焦ってしまうことがよくあります。

産業保健師2年目

最初は自分の意見を反映させやすい環境だと思っていたが、現実は上司や企業方針に従うことが多く、思うように動けないと感じることがあります。

なのん

入社前って産業保健師という仕事がキラキラして見えますよね。特に、理想を持ってこの仕事に就いた方ほど、そのギャップが大きく、辛く感じることもあります。

入社前、産業保健師の仕事に大きな期待を抱いていたことでしょう。しかし、いざ現場に出てみると、「思っていた仕事と違う」「こんなはずじゃなかったのに」と感じる瞬間が多く、理想と現実のギャップに戸惑いを感じることが少なくありません。

そんな戸惑いを感じるのは、決してあなただけではありません。今回は、産業保健師としての「理想と現実」のギャップを乗り越えるための具体的な方法を5つご紹介します。

この記事を書いた人
nanon
産業保健師なのん
  • 新卒から産業保健師歴約15年
  • 産業保健師としての企業での活動実績
    • 産業保健体制の立ち上げ支援 4社
    • オンライン健康セミナー 約10回/年
    • メンタル&フィジカルの保健師面談 約30件以上/年
    • 営業職・研究職・臨床検査職・事務職・配達業務職・小売業・物流センター・製造業・金融業・IT企業など様々な職種の従業員に対して産業保健サービスを提供

基礎から実践まで、“できる産業保健師”を育成!

目次

現実と理想のギャップを受け入れる

企業が産業保健師を導入する理由の一つには、「健康意識が低い従業員が多い」「産業保健体制が整っていない」という現実があります。この現実こそが、産業保健師の役割が求められる理由でもあります。

理想と現実のギャップがあることは自然なことで、それを受け入れたうえで前向きに取り組むことが大切です。

例えば、健康診断の結果を見て、要精密検査と判定された従業員に案内を出しても、実際に精密検査を受ける従業員が少ない場合、「どうしたら彼らの意識を変えられるか?」「どうすれば精密検査を受けてもらえるか?」と考えることが第一歩です。このギャップを課題として捉え、解決に向けて取り組むことで、あなた自身の成長にもつながります。

産業保健師1年目

わかってはいたけれど、ギャップが大きすぎて戸惑ってしまう…

なのん

気持ちは理解できます。しかし、もっと良い生活習慣を身につけてもらうためにどうアプローチするか?メンタル不調者が多い原因は何だろう?どんな健康課題があるのだろう?と前向きに考え、取り組んでいくことが大切です。

小さな成功体験を積み重ねる

理想を実現したい気持ちが強いあまり、すべてを一度に変えようとすると、逆に自分に負担がかかってしまいます。大切なのは、小さな成功体験を積み重ねることです。

たとえば、「保健指導を受けて生活習慣を見直した」「相談してよかった!」といった声を1人でも聞けたら、それは大きな成果です。小さな行動の変化を積み重ねていくことで、従業員や上司からの信頼も自然に築かれます。

まずは自分のできる範囲で取り組み、達成感を感じることが、次のステップに進むための原動力となります。

産業保健師1年目

産業保健師として半年しか経っていないのに、自分の理想通りに進めるわけがないですよね。

なのん

そうです。まずは小さな成功体験を意識して積み重ねていきましょう!

\もっと早く、やりたいことを実現したいなら/

産業保健師の役割を再認識し、柔軟なアプローチを試みる

理想通りに進まないことに対してフラストレーションを感じるのは自然ですが、その気持ちを乗り越えるためには柔軟に対応することが大切です。状況に応じてアプローチを変えることを考え、柔軟に対応しましょう。

産業保健師の役割は、「従業員が自己保健義務を果たせるように、健康管理を支援すること」です。従業員の健康意識が低いと感じたとき、ショックを受けるのではなく、「どうすれば健康意識を高められるか」「ヘルスリテラシーを向上させるにはどうすれば良いか?」に焦点を当ててみましょう。

例えば、健康診断後に受診勧奨や保健師面談に積極的でない従業員がいる場合、その理由を掘り下げて理解することが大切です。その上で、具体的なサポートを提供することが重要です。

産業保健師1年目

産業保健師の役割を忘れちゃってました。。。

なのん

ひとり職場では、つい一人で抱え込んでしまったり、役割を確認する機会がなかなかないこともありますよね。でも、今一度、自分の役割を再認識してみましょう。

\産業保健師の役割を再確認してみよう!/

学びと成長を意識し、従業員・組織・会社の価値観を理解する

前職の環境(病棟や保健所、市役所など)と企業で働くことのギャップに悩むのは、成長の過程です。現実と理想のギャップを乗り越えることは、あなた自身の成長につながります。どんな困難も、自分を成長させるチャンスだと考え、前向きに取り組みましょう。

従業員の健康行動には、彼らの生活スタイルや働く環境が大きく影響しています。まずは、従業員の価値観や行動パターンを理解することが重要です。

例えば、長時間労働が常態化している現場や交代制勤務の職場では、「健康診断後に病院へ行く時間がない」という声が出ることがあります。その場合、職場の上司と協力して、状況に応じた柔軟な対応をすることが大切です。

産業保健師1年目

なんで受診しないの、、っとばかり思っていました。

なのん

最初は「なんで受診しないの?」と思うかもしれませんが、まずは相手を理解することが重要です。「やりたいことをするためには、まず相手を理解すること」—これを心がけて、対応していきましょう。

前向きな視点で、焦らずに、長期的な視点で取り組む

産業保健の取り組みは、短期的な成果を求めるものではなく、むしろ長期的な視点で進めていくものです。

現実の課題に直面したときは、前向きな視点を持ち続け、「できなかった」と感じるのではなく、「次回はどう改善できるか?」と考えましょう。そうすることで、モチベーションを維持しながら、長期的な視点で産業保健活動に取り組むことができます。

今は健康意識を高めるための基盤を作る時期です。焦らず、少しずつ進めていきましょう。例えば、定期的な健康講座を開催したり、毎月保健師便りで健康情報を配信するなど、従業員に健康情報を浸透させることが将来的な成果につながります。

産業保健師1年目

ひとり職場で焦ってしまっていたかもしれません。

なのん

ひとり職場で焦ってしまうかもしれませんが、産業保健師1〜3年で企業を大きく変えることはできません。小さなことを積み重ね、長期的に従業員全体の健康度が右肩上がりで向上するように、焦らずに産業保健活動に取り組んでいきましょう!

まとめ:理想と現実のギャップを乗り越えていこう!

理想と現実のギャップを受け入れるためには、柔軟で前向きな姿勢が大切です。小さな成功を積み重ね、柔軟に対応しながら、毎回の経験を学びと成長の機会と捉えることで、ギャップを乗り越える力を身につけましょう。

産業保健師として現実と理想のギャップに戸惑いを感じている方も、焦らず取り組むことで次第に自分のペースを見つけられます!

なのん

理想と現実のギャップは必ずあることを理解し、あなたらしく産業保健師として輝ける職場を地道に長期目線で築いていこう!

📌 この記事が参考になったら、ぜひ保存&シェアで周りの産業保健師の仲間にも届けてくださいね!

最後に ― 一緒に学び、実践しよう!

ご覧いただきありがとうございました!
産業保健師の役割や業務に悩んでいる方は、私が主宰する産業保健師育成プログラムで気づきのヒントを得られるかもしれません。

  • 受講中に現場で起こっているお悩みをケーススタディとして検討
  • 先輩保健師とのグループディスカッションで視野を拡大

育成プログラムを受講することで、解決の糸口が見つかることも!みんなと一緒に成長していきましょう💪

産業保健の実務に関するお悩みがある方は、育成プログラムに参加することで新たな気づきや解決のヒントが得られます。みんなと一緒に成長していきましょう!

産業保健師の実践的スキルを身につけよう!

産保ゆめUPスクールでは、産業保健師の基礎的な実践力を鍛える産業保健師育成プログラムサービスをご提供しています。

産業保健師に必要なスキルや基礎知識、企業で働く上での考え方を網羅し、実践力を鍛え、産業保健師としての成長と自己実現につながる講座となっています。

一緒に成長していきましょう!

\ 産業保健師の実践力を鍛える

最後までお読みいただき、ありがとうございました!これからも産業保健師としての成長を応援しています!

この記事を書いた人
nanon

産業保健師なのん

  • 産業保健師の転職から成長までトータルサポート!
  • 産業保健師の転職支援の実績
    • 延べ約50名の転職相談を担当し、内定率90%を達成
    • 履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ支援により、書類通過率90%
    • 模擬面接+フィードバックにより、「自信を持って面接に臨めた」と高評価
  • 産業保健師の実務相談および育成プログラムの実績
    • 個別実務相談(事後措置・休復職支援など)を約10名分実施
    • 育成プログラムを約20名へ提供
    • 産業保健師向け勉強会(つながる産保カフェ)を毎月開催し、延べ参加者数30名以上、「勉強になった」「新しい視点を得られた」と高評価
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