つながる産保カフェ「ビジョンボード」2025年1月18日

つながる産保カフェとは

「つながる産保カフェ」は、産業保健師としての成長を支え、仲間とつながることで新たな可能性を広げる場です。共に学び、共に支え合い、実践に活かせる知識と人脈を得ることで、産業保健師としての未来を一緒に創りましょう。
今回のテーマ:「ビジョンを考えてみよう」
今回は、ビジョンボード作成のワークショップを開催し、参加者に1年後の理想の姿を視覚化することを行ってみました。
ビジョンボードは、Canvaというソフトを使い、ビジョンボードを作成しました。
※ビジョンボードのテンプレートはこちら👉https://www.canva.com/design/DAGaK5ywEoM/8f_N2wCff1RwL-D3Cs8XdA/view?utm_content=DAGaK5ywEoM&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=publishsharelink&mode=preview
※👇は実際になのんが作成したビジョンボードになります。

ビジョンボードと合わせて、産業保健師としてのビジョン、ミッション、プライオリティの重要性を強調し、個人と組織のビジョンを明確にすることの利点についても説明しました。

まずは、個人のビジョンを設定するところから練習をして
後々は健康管理部門のビジョン・ミッションの設定まで
できると良いですね!
ビジョンボードとは
自分がほしいもの、行きたい場所、なりたい姿、叶えたい夢などを写真やイラストを使って視覚化してコラージュしたボードのこと。別名「ビジョンボード(ドリームボード)」。
- 目標達成に関する言語化
- 自分の気持ちや考えを俯瞰するジャーナリングと合わせると相乗効果UP!
ビジョンをイメージングする際のポイントと3つの視点
ビジョンをイメージ化するためのポイントをご紹介。
また、以下の3つの視点でビジョンを考えていくとイメージが膨らみやすいです!
- Be:あり方(ありたい姿、大切にしたいこと)
- Do:行動(仕事やプライベートでやってみたいこと、叶えたいこと)
- Have:結果(どんな気持ちになっていたいか)


ビジョンは目につく場所に貼るメリット
ビジョンボードを目につく場所に貼っておくことには多くのメリットがあります。
目標を日々意識できる
ビジョンボードを視界に入れることで、日々自分の目標や夢を意識する習慣ができます。これにより、目標達成へのモチベーションが高まり、日常の選択や行動が自然と目標に向かうようになります。
潜在意識への働きかけ
繰り返しビジョンを見ることで、潜在意識に「これが自分の目指す未来だ」というメッセージが伝わりやすくなります。潜在意識が目標達成に向けた思考やアイデアを引き寄せる手助けをします。
ポジティブな感情を引き出す
ビジョンボードには自分がワクワクするイメージや目標が詰まっています。それを眺めるだけでモチベーションが上がり、ポジティブな感情を引き出す効果があります。


産業保健活動におけるビジョン、ミッション、プライオリティを設定する
個人のなりたいビジョンを設定する練習を繰り返すことで、組織のビジョン・ミッションへの展開に繋げることができます!


Mission, Vision, Prioritiesとは
Mission(ミッション)
自分や組織が「なぜ存在するのか」という存在意義や使命を示すものです。日々の活動の原動力や方向性を与えます。
例:従業員・組織・会社の健康を守る、会社のビジョンを体現できる従業員を健康面から支援する、特定の課題を解決するなど。
Vision(ビジョン)
将来どのような姿を目指すのか、理想像やゴールを示すものです。長期的な目標や夢を描いたものとも言えます。
例:「人と組織が心身ともに健康である働ける会社をつくる」など。
Priorities(優先事項)
ミッションやビジョンを実現するために、具体的に何を優先的に行うべきかを示すものです。具体的な目標やアクションが含まれます。
例)労働者のストレス対策を強化、人と組織を活性化するなど。



ビジョン・ミッション・プライオリティを設定することで
産業保健スタッフ間で共通認識を持ちながら活動することができます!
Mission, Vision, Prioritiesを考えるときのポイント
Mission(ミッション)は普遍的でシンプルに
産業保健師としての存在意義を簡潔に表現します。
Visionは理想を描く
少し高い目標でもよいので、情熱を持てる未来像を設定します。
Prioritiesは実現可能な具体策
優先すべき課題を3〜5個程度に絞り、現実的なアクションを設定します。
ビジョン・ミッションの重要性
職場にVisionがあるメリットは何かというと
- 仕事に意味を見出せる
- 一体感が生まれる


参加者の声





素晴らしいです♡ミッション・ビジョン・プライオリティの話を健康経営を考える工程に似ていたと感じられた感覚がとても素晴らしいです!
企業における健康経営に関する取り組みの軸や施策の実行から評価・改善を行う産業保健師にとって、今回のお話は健康経営の根幹でもあります!
ワクワクする健康経営のビジョンを作っていきましょ!



プリントアウトし、即実行されたとのこと!すごい!
素直でフットワークが軽いことは、夢を叶えるスピードはどんどん速くなります!
色々考えて小利口なほど、現状は変わらないですから。





「職員一人一人の職場への満足度が上がり、活き活きと働くことができような会社にしていきたい」というビジョンはとても素敵です♡
その想いをみつづけ、それを周りにも伝えていくと必ず協力したいという方が集まってきます!



ラインケア研修の中にも活用できる点を見出せたのは、日頃から
そのアンテナをはっておられたからですね!
素晴らしいです♡
まとめ
ビジョンボードのワークショップを通じて、産業保健師としてのビジョン・ミッション・プライオリティについて説明しました。個人のなりたいビジョンを設定する練習を繰り返すことで、組織のビジョン・ミッションへの展開に繋げることができます!



ビジョン・ミッションの作成は最初は難しく感じるかもしれませんが、
毎年継続して考えることを習慣化することで、個人の人生も
産業保健師としてのお仕事も毎年より良くなっていきます!